2004年9月22日 (水)
アテネ五輪#07陸上競技
この日は何もしていないのに、「熱中症になるんでは」というくらいの暑さだった。 こんな環境でマラソンを走るなんて…。
予想通過時間よりも数時間前に16km地点でカメラ位置などを確認した。
ラジオの誤報で早めに応援に来てしまったギリシャ人家族と
「まだ早いですよ」
なんて話をしていた。とてもその家族と仲良くなり、本番までそのお宅で時間を潰すことに。
お茶や自家製のお菓子などを頂き、そのうちの主人がかつて船乗りとして日本に行った話などを聞いていた。「ヨコハマ、コベ…いろいろ行ったよ。1960年代じゃったが、いい国じゃった」
そうこうしてたらアッという間に時間は過ぎて、現場に。
しばらく待つと、先頭集団がやってきた。日本の3人はトップグループだ。手前を走っていたラドクリフがひどく苦しそうだった。交通規制の敷かれたマラソンコース周辺からプレスセンターに戻る途中、「野口が金メダル」という情報が入った。
ラドクリフが棄権したという衝撃的なニュースも飛び込んできた。うん、別に不思議には思わない。あの暑さだと普通は吐くよ。
それにしても野口は、よく勝ったなぁ。これだけの過酷な条件になると、日本人に有利なのではないか。精神力では絶対に強い日本人が…。速さを競うレースではなく、強さを試されることになるのだから。
同日、プレスセンターに戻ってすぐメインスタジアムに直行した。
競技場で末続と朝原に偶然会った。
私は、プレス席で観戦することにしたのだが、今日はハンマー投げ決勝に男子100メートル決勝など、おいしい種目が目白押しだった。
ハンマー投げは、ポンポコ競技が進んでいて、いつの間にか最終試技に入っていた。ここまでアヌシュがトップ。室伏は2番手だった。そして迎えた室伏の試技。
勢いよく飛び出したハンマーは最長到達地点へ…と思いきや20センチほど足りなかったらしい。
銀メダルに終わり、悔しい表情を見せて、競技場をあとにする室伏。しかし、アヌシュがドーピング違反により失格。関係者の情報によれば、肛門の奥に他人の尿を入れ括約筋で締め、ペニスの下側にある管のスイッチを自分で操作して排尿をしたという。股を開かず尿検査を受けるという妙な体勢だったという。
手が込みすぎだ。
もっとも、検査が生ぬるすぎる。私の時なんてペニスの先っぽからきちんと尿が出ているかジーっと見られていたんだ。
さて、23日。メートル室伏はメダルセレモニーでどんな表情を見せてくれるのだろうか。そして何を語ってくれるのだろうか。
「あ〜室伏惜しかったなぁ」と悔しい思いで見ていると、
ついに100メートルの決勝の時間がやってきた。
この決勝レースに日本人が登場することはないのか。
今大会の陸上競技ではアメリカの勢いがないと言われていた。しかし、実際にこの種目の王者となったのが、ガトリン(米)だった。
私はゴールの瞬間を捉えた。いや、カメラのレンズが捉えた。
【写真はすべてNIKOND70鈴木大地撮影】
by 鈴木大地
| 18:26:10
| カテゴリー:sports
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