2005年6月21日 (火)
ピラティス
ミシガン大学で博士論文を執筆中に腰痛を患ったジェニファー・トレルファ(34)は、あるときピラティス・メソッドを知り、その虜になった。
患部の痛みは軽減され、ストレス漬けの毎日から解放された。
以来、もっと深く知りたいと思うようになった。
もともとは、ジョゼフ・ピラティス(故人)が第一次世界大戦中、負傷者のリハリビテーションのため独自に編み出したメソッド。
当初コントロロジーと名付けたが、後にピラティスと呼ばれ1990年代以降ジワジワと人気を博してきた。
今では、「加州では多くのセレブも夢中よ。マドンナ、ジョディー・フォスター、ヴァネッサ・ウィリアムス、ピアース・ブロスナン・・・。」(トレルファさん)
なぜこんなにポピュラーになったのか。
「ケガなく健康と美を獲得できるエクササイズだからじゃないかしら。ピラティス理論は、体全体の筋肉をチームとみなし、一つの筋肉として働かせ、心と身体を一体化させるの。集中力、姿勢、呼吸法、滑らかで正確な動きが重要ね」。
1980年代のフィットネスブームの陰で、じつは多くの人々がケガをしていた。米国ではその反動で安全で効果のあるピラティスに注目が集まっているとも考えられている。
長年同メソッドを研究してきた聖心女子大学の高田遵湖は「(看護士だったジョゼフが戦争下で)内臓に負担をかけない姿勢で運動効果を上げてきたのが原型。性別、体格、健康状態、運動経験などを考慮し個別プログラムを組むことができる実践的なメソッドである」としている。
また、ピラティスに詳しい大阪国際大学の蛭間栄介は「エクササイズとしては負荷が軽いので、短期間で大きな変化があるとは思えない。長期間継続して行うことで効果を得られる」としている。
健康や美しいボディを手に入れるには、ある程度の忍耐が必要だ。かつて『3ヶ月で鈴木大地体型になる』と特集を組んだ雑誌があった。オレは10年以上かけてこの体型を作ったのに、3ヶ月じゃむずかしいんじゃないの?と思った。何事も一朝一夕には行かないものだ。
トレルファは米国で2つの団体から認証をもらいピラティストレーナーとなった。現在は日本で普及に努め、将来はスタジオを持ちたいと考えている。
健康の重要性がますます高まる中で、ピラティスが日本でも本格的に普及しつつある。
【毎日新聞6月3日スポーツ面掲載分を加筆修正】
by 鈴木大地
| 15:39:31
| カテゴリー:health
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Comment on "ピラティス"
すみません。
コメントではないのですが、この方はどちらで教えているのですか?何か情報があれば教えてください。
投稿: さむ | 2005/07/21 0:51:24
トレルファさんからメールでご連絡があるかと思います。
投稿: フィッシュ | 2005/07/21 17:52:02