2008年7月19日 (土)

津軽海峡縦断オープンウォータースイミング

津軽海峡を泳いで縦断する予定である。来る831日、日曜日。夏恒例チャリティー番組内での企画だ。メンバーは錦野旦、ジョニー黒木、にしおかすみこ、金子貴俊、山本貴司、宮崎大輔、立木早絵(年齢順)らによるリレー形式。コーチ役は鈴木大地だ。Img_0161

津軽は日本でも指折りの難所。しかも当日は大潮。かなり無謀な挑戦である。以前、慶應義塾體育會水泳部葉山部門の精鋭達が縦断を試み、強風のためやむを得ず断念している。

海は天候含め何が起こるか分からない。常に危険が伴う。あまり思い出したくもないし、考えたくもないが、つい最近も現場付近でヘリコプター事故が起こっている。じつは、コーチ役の私が一番緊張しているかもしれない。

というわけで、本番で一発勝負!するにはあまりにリスクが高いため、先日千葉県館山市で練習会を開催した。館山の海は通称“鏡が浦”とも言われ、鏡のように波もおだやかで泳ぎやすい遠泳の“聖地”の一つである。2021日にはジャパンオープンという長距離泳の大会も開催される。

一日目に館山市営プールで技術指導を行ない、翌日海で泳いでみることにした。今回の目的は海に馴れてもらうことと個別に泳いでもらい孤独感に慣れてもらうことだ。

幸い波も風もなくよいコンディションで泳ぐことができ充実した練習となった。にもかかわらず、「波で泳ぎのリズムが狂ってしまった」(金子)。「首痛で前を向いて泳ぐことができないため、真っ直ぐに泳げない」(錦野)。頼みのアスリート宮崎も「最初は調子良かったがすぐバテテしまう」など多くの懸念材料が見つかった。

慶應葉山部門による報告書をよく読むと、遠泳スタートから5時間半後、「サメ発見。ストップ。泳者避難し、船上に上がる」との記述がある。100キロ超マラソンは沿道で大勢の人が声援を送るが、遠泳の方はどうやら人ではなく、厳しい自然と様々な生き物が迎えてくれそうなのである。

挑戦者には「ご多忙とは思いますが当日までさらに練習を積んできて下さい」と言ってお別れした。本番はどうなるか…。まずはてるてる坊主でも作るか…。(敬称略)

毎日新聞7月19日朝刊掲載


by 鈴木大地 | 8:27:24 | カテゴリー:column
コメント (3)

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